ドイツのワーキングホリデービザをとるのに残高証明書って必要なの?と思いませんでしたか?
残高証明書とは?なぜ重要なのか?
そもそも残高証明書が求められる理由
ドイツ・ワーキングホリデービザは、最長1年間、ドイツ国内で休暇を過ごしながら、その費用を補うための就労も認められるビザです。ドイツ大使館・領事館が残高証明書の提出を求めるのは、「渡航直後の生活費を自分でまかなえる経済力があるか」を確認するためです。これにより、入国直後からドイツの公的扶助に頼る事態を防ぐ目的があります。
提出先とタイミング
- 提出先: 日本国内のドイツ大使館またはドイツ総領事館。
- タイミング: ビザ申請の予約日に、他の必要書類(申請書、パスポート、保険証明など)と一緒に提出します。
最重要情報!残高証明の「金額」と「名義」
必要な最低金額はいくら?
ドイツ大使館が公式に求める金額は、明確には規定されていませんが、これまでの申請者の経験やネット上の確度の高い情報源を総合すると、必要な最低金額は以下の通りです。
| 期間 | 推奨される最低残高 | 根拠・備考 |
|---|---|---|
| 全期間(12ヶ月) | €2,000 (約35万円) | ワーホリビザの場合、1年間の滞在をカバーできる金額。 |
| 当初3ヶ月分 | €1,200~€2,000 | 3ヶ月分の生活費を目安とする場合もありますが、€2,000を見せておけば安心です。 |
💡大使館のホームページでは、一般的に「渡独当初の生活費をまかなえる資金」と表現されています。しかし、€2,000(日本円で約35万円〜40万円)を見せておけば、金額不足で不備となる可能性は極めて低くなります。為替レートの変動も考慮し、少し多めに用意しておくことが賢明です。40万円以上を目安に準備しましょう。
残高証明書の名義は?
残高証明書の名義は、必ずビザ申請者本人(あなた自身)の名義である必要があります。
- 本人名義の口座: OK
- 親や兄弟など家族名義の口座: 原則としてNG。例外として、家族名義の証明書を使う場合は、申請者本人への資金提供を証明する書類(誓約書や贈与契約書など)や、資金提供者のパスポートコピーなど、追加の書類を求められることがあります。手続きが複雑になるため、本人名義の口座を用意するのがベストです。
銀行と発行に関する具体的な手続き
どこの銀行で発行すべきか?
- 日本の銀行: 都市銀行(メガバンク)、地方銀行、ゆうちょ銀行、ネット銀行など、基本的にどの銀行でも可能です。
- 外資系の銀行: 日本国内の支店で発行できるなら問題ありません。
- 証券口座や投資信託口座: 株式などの有価証券は即座に現金化できないため、原則として認められません。普通預金または定期預金口座の残高を証明するのが最も確実です。
発行時の必須事項と注意点
残高証明書を発行する際、銀行の窓口で必ず以下の点を伝え、確認してください。
| 項目 | 必須の指定事項 | 備考 |
|---|---|---|
| 言語 | 英語 または ドイツ語 | 日本語の証明書は不可です。必ずどちらかの外国語で発行してもらってください。 |
| 通貨 | 日本円 (JPY) または ユーロ (EUR) | 日本円での記載で問題ありません。ユーロでの記載を希望する場合は、銀行にその日のTTM(対顧客電信売買仲値)などのレートで換算して記載してもらう必要があります。 |
| 名義 | 申請者本人名義 | パスポートと同じ氏名(ローマ字表記)で記載されていることを確認してください。 |
発行のタイミングは?
これは非常に重要です。ビザ申請の要綱には「発行から〇ヶ月以内のもの」と記載されています。
💡【最重要情報】ドイツ大使館の要綱では「申請日から一週間以内に発行されたもの」とされています。
- 発行日厳守: 申請日(=大使館に行く日)から遡って1週間以内に銀行で発行してもらう必要があります。
- 週末・祝日を考慮: 銀行は土日祝日は営業していません。申請日が月曜日の場合、発行できるのは前週の金曜日などになります。予約日を決めたらすぐに発行スケジュールを逆算しましょう。
- 残高固定日: 銀行によっては、残高証明書の発行を依頼した日ではなく、「〇月〇日時点の残高」として指定する場合があります。大使館に提出する際は、「発行された日付」と「証明された日付」が近接していることが望ましいため、発行依頼日=証明日付となるように銀行に伝えてください。
発行手数料と所要時間
- 手数料: 銀行によって異なりますが、一般的に1通あたり500円~1,500円程度かかります。
- 所要時間: **即日発行できる銀行もあれば、発行までに1週間〜10日程度かかる銀行もあります。**特に地方銀行やネット銀行、外貨建ての場合は時間がかかることが多いです。必ず事前に銀行に確認し、申請日に間に合うように手配しましょう。
よくある質問とネット上の裏情報
ネット銀行の残高証明書は使える?
最近のトレンドとして、多くのネット銀行(楽天銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行など)が、郵送やPDF形式で英語の残高証明書を発行するサービスを提供しています。
- 原則: 紙の原本(Original)が求められます。
- PDF: ネット銀行からメールで届いたPDFを印刷したものや、インターネットバンキングの画面を印刷しただけでは、公式な書類として認められない可能性があります。
- 推奨: ネット銀行を利用する場合でも、銀行の公印が押された原本を郵送してもらうのが最も安全です。これが難しい場合は、大使館に事前に問い合わせるか、他の銀行の証明書を用意することを検討してください。
残高証明書発行のために一時的に入金しても大丈夫?
問題ありません。
銀行が証明するのは「発行を依頼した時点」の残高であり、その残高が長期間維持されていたかを問われることは通常ありません。親からの資金援助などで一時的に残高を増やして証明書を発行し、その後資金を移動させても、ビザ申請自体に影響はありません。ただし、申請が許可されるまでは、その資金をすぐに引き出さないほうが安心です。
提出する通数は?
- 原本1通で十分です。コピーは不要です。
- 万が一の紛失や不備に備えて、発行後すぐにコピーを取り、大切に保管しておきましょう。
残高証明書チェックリスト (申請直前最終確認)
以下の項目をすべてチェックして、完璧な状態で申請に臨みましょう。
- ✅ 金額: 最低€2,000相当の日本円(約40万円)以上があるか。
- ✅ 名義: 申請者本人名義の口座で発行されているか。
- ✅ 言語: 英語またはドイツ語で記載されているか。
- ✅ 通貨: 日本円またはユーロで記載されているか。
- ✅ 発行日: 申請日から遡って1週間以内に発行された日付になっているか。
- ✅ 公印: 銀行の正式なサインまたは公印が押されているか(ネット銀行の場合は原本が郵送されているか)。
- ✅ 口座種別: 普通預金または定期預金の残高が証明されているか(証券残高ではないか)。
まとめと次のステップ
残高証明書は、ドイツ・ワーホリビザ申請における「経済力」を証明する、最も重要かつ厳格な書類の一つです。ネット上の情報をまとめると、「40万円以上を本人名義の口座で準備し、申請日から1週間以内に英語かドイツ語で発行する」こと、これが失敗しないための鉄則です。
この情報で、残高証明書に関する不安は解消されたはずです。次は、この証明書の発行を最優先で手配し、次に最も時間がかかる「海外旅行保険の準備」に進みましょう。


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