ドイツのコインランドリー事情と家庭用洗濯機の使い方マニュアル

ドイツ生活

ドイツへの旅行や、留学、ワーキングホリデー。楽しみな反面、生活のインフラ、特に「洗濯」については不安を感じていませんか?「日本の洗濯機とは使い勝手が違うと聞いたけれど、どう違うの?」「コインランドリーはあるの?」そんな疑問に、2003年から1年間フランクフルトでワーホリを経験した私が、実体験を元にお答えします。最初は私も洗濯物のゴワゴワや、洗濯機の複雑さに大苦戦しました。でも、コツさえ掴めば大丈夫。この記事では、ドイツのコインランドリー事情、そして家庭用洗濯機の使い方の決定版を解説します。これを読めば、あなたもドイツで洗濯マスターになれますよ!

ドイツのコインランドリー(Waschsalon)事情

旅行者や、アパートに洗濯機がまだない短期滞在者に便利なのがコインランドリー。ドイツ語では「Waschsalon(ヴァッシュサロン)」と言います。大都市であれば比較的見つけやすいですが、日本のように住宅街の角ごとに、というわけではありません。

コインランドリーを見つけるには?

Googleマップで「Waschsalon」と検索するのが最も手っ取り早いです。ペルソナの住んでいたフランクフルトのような都市なら、学生街や住宅街に見つかります。「Eco-Express」などのチェーン店も有名です。

基本的な使い方の流れ

日本のコインランドリーと似ていますが、洗剤が自動投入でない場合が多いのが特徴です。

  1. 洗濯機に洗濯物を入れます。

  2. 洗剤(Waschmittel)を投入します。持参しても良いですし、多くの Waschsaslonには洗剤の自販機があります。

  3. 中央の操作パネル(Zentraler Zahlautomat)で洗濯機の番号を選びます。

  4. お金(コインまたは専用カード)を払います。

  5. 洗濯機の操作パネルでプログラム(後述の家庭用洗濯機と同様)と温度を選び、スタートボタンを押します。

料金の目安と注意点

洗濯(通常6-8kg)で4-5ユーロ、乾燥で1-2ユーロ程度が目安です。時間は、日本のコインランドリーよりも時間がかかる印象で、洗濯で40-60分、乾燥で20-30分ほど。洗剤は持参することをお勧めします。待ち時間は、近くのカフェで過ごしたり、勉強したりする人が多いです。

一時的な利用には便利なコインランドリーですが、長期滞在ならやはり自宅で洗濯したいですよね。次は、ドイツの家庭用洗濯機の基本について見ていきましょう。

ドイツの家庭用洗濯機(Waschmaschine)の基本

ドイツのアパートに住むことになったら、まず洗濯機があるか確認しましょう。家具付きアパート(Möbliertes Apartment)なら付いていることが多いですが、そうでない場合は自分で購入するか、前の住人から買い取ることもあります。

ドイツの洗濯機の特徴

ほぼすべて「ドラム式」です。日本の縦型(Toplader)は非常に珍しいです。そして、洗濯時間が非常に長いです(1回1.5〜2時間、エコモードなら3時間以上)。これは、少ないお湯で、時間をかけて汚れを落とす設計だからです。また、ドイツの水は硬水で、石灰(Kalk)を多く含みます。これが洗濯物のゴワゴワの原因や、洗濯機の故障原因になります。

洗濯機はどこにある?

面白いのが、洗濯機の設置場所。日本のようにお風呂場(Bad)にあることもありますが、キッチン(Küche)にビルトインされていることも多いです。料理をしながら洗濯機の様子を見る、なんていうこともあります。また、古いアパートでは、地下(Keller)に共同の洗濯室(Waschküche)があり、自分の洗濯機を置く、あるいはコイン式の共同洗濯機を使う場合もあります。

初めてドイツのドラム式洗濯機を見ると、その多機能さとドイツ語の多さに圧倒されるかもしれません。でも、ポイントを絞れば使い方は簡単です。さあ、具体的な使い方をマスターしましょう。

実践!家庭用洗濯機の使い方マニュアル

それでは、実際に洗濯機を動かしてみましょう。メーカーはMiele、Bosch、Siemensなどが有名です。操作パネルのドイツ語にひるまないで、基本を覚えましょう。

洗剤の種類と投入口

洗剤は、粉末(Pulver)と液体(Flüssig)があります。粉末は洗浄力が高く、液体は溶け残りが少ないという特徴があります。洗剤投入口は引き出し式で、通常3つのコンパートメントがあります。

  • II: メインの洗濯用。ここが一番使います。

  • *(花マーク): 柔軟剤(Weichspüler)用。

  • I: 予洗い(Vorwäsche)用。ひどい汚れの時だけ使います。

    そして、硬水対策のEntkalkerも忘れずにIIへ。

洗濯プログラムの選び方

ダイヤル式やボタン式。以下の基本プログラムを覚えれば、ほとんどの洗濯に対応できます。

  • Koch-/Buntwäsche: タオルや下着、綿製品。一番一般的です。

  • Pflegeleicht: 化学繊維や混合素材。シワになりにくいプログラム。

  • Feinwäsche: おしゃれ着。

  • Wolle: ウール。

温度設定の重要性

ドイツでは汚れに応じて温度を変えます。日本の洗濯のように水で洗うことは稀です。

  • 30℃〜40℃: 通常の服、おしゃれ着。

  • 60℃: タオル、下着、寝具。殺菌効果が期待できます。

  • 95℃(Kochwäsche): 煮洗い。ひどい汚れの綿、または洗濯機自体の掃除に使います。

洗濯機を回して、きれいに洗い上がりました。でも、ドイツの洗濯はここで終わりではありません。硬水や乾燥の問題、そしてドイツ独自のルールがあります。

ドイツならではの洗濯のヒント

ドイツでの洗濯生活を快適にするための、ちょっとしたコツとルールがあります。これを知っていると、服が傷まなかったり、ご近所トラブルを避けられたりします。

硬水対策(Entkalker)は必須

ドイツの石灰(Kalk)問題。これを放置すると、洗濯物がゴワゴワになり、洗濯機が故障します。洗剤と一緒にEntkalker(カルキ抜き)を使うことを強く推奨します。代表的なブランドは「Calgon(カルゴン)」です。ドラッグストア(dmやRossmann)には自社ブランドの安価な製品もあります。

乾燥機(Trockner)と部屋干しのコツ

乾燥機があれば便利ですが、なければ部屋干しです。ドイツのアパートは気密性が高いので、部屋干しの際は必ず窓を開けて換気(Lüften)してください。カビ防止のため。外干しは、景観の問題で禁止されている場合もあるので、アパートのルールを確認してください。部屋干し用の道具(Wäscheständer)は必須です。

日曜日の洗濯はNG?

ドイツには「騒音規制(Ruhezeit)」があります。アパートによりますが、日曜日や祝日、深夜の洗濯機の使用は避けたほうが無難です。ご近所トラブルのもとになります。Ruhezeitは通常、平日22時〜6時、土曜日はもう少し厳しく、日曜祝日は1日中という場合が多いです。

ドイツの洗濯事情、コインランドリーから家庭用洗濯機まで、一通り解説してきました。最初は慣れないかもしれませんが、コツさえ掴めば大丈夫。

まとめ

ドイツでの洗濯は、日本とは違うルールや習慣があります。お湯での洗濯、硬水対策、そして長い洗濯時間。でも、それらを理解すれば、お気に入りの服を長くきれいに保つことができます。コインランドリーもうまく活用しながら、ドイツでの生活を楽しんでください!あなたのドイツでの洗濯ライフが快適になることを願っています。

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