留学中に参加したい現地のサークル・クラブ活動。趣味を通じてドイツ語を実践する

ドイツ留学

ドイツへの留学やワーキングホリデー、またはご旅行を計画しているあなたへ。現地の食費を抑えつつ、ローカルな雰囲気を味わえる場所をお探しではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、大学にある学生食堂「メンザ(Mensa)」です。この記事では、私のフランクフルトでの滞在経験を交え、メンザの魅力と利用方法をご紹介します。賢く美味しいドイツ滞在のヒントになるかもしれません。

メンザ(Mensa)とは?学生以外も利用できる開かれた空間

ドイツの大学キャンパス内には、大抵「メンザ」と呼ばれる巨大な学生食堂が併設されています。日本の大学の学食をイメージされるかもしれませんが、規模や雰囲気は少し異なります。多くの大学をサポートする学生支援機構(Studierendenwerk)によって運営されており、毎日何千人もの学生の胃袋を支える重要なインフラとなっています。

ここで嬉しいポイントは、正規の大学生でなくても利用できる施設が多いということです。語学学校に通っている留学生はもちろん、ワーキングホリデーで滞在している方、さらには一般の市民や観光客であっても、ゲストとして温かい食事を楽しむことができる開かれた空間となっています。

私自身、2003年秋からのフランクフルト滞在時には、語学学校の授業が終わった後によく大学キャンパスへ足を運びました。現地の学生たちに混ざって列に並び、活気ある空間で食事をするだけでも、ドイツ社会の一部に溶け込めたような高揚感があったことを覚えています。

では、具体的にどのようなメニューが提供されているのか、そのコストパフォーマンスの高さについて見ていきましょう。

圧倒的なコストパフォーマンスとボリューム満点のメニュー

ドイツの外食費は決して安くありません。街中のレストランで食事をすれば、チップを含めてかなりの出費になってしまいます。しかし、メンザを利用すれば、その食費を大幅に抑えることが可能になると考えられます。

学生証を提示できる正規学生の価格が最も安い設定ですが、一般利用者(Gäste)向けの価格であっても、外のレストランに比べれば格安と言える水準です。数ユーロから質の高いメインディッシュを堪能でき、節約生活の強い味方になってくれるはずです。

伝統的なドイツ料理から国際色豊かなメニューまで

提供される食事の内容は非常にバラエティに富んでいます。巨大なシュニッツェル(カツレツ)にフライドポテトが山盛りに添えられた定番のドイツ料理から、ブラートヴルスト(焼きソーセージ)、パスタ料理、そして日替わりのスープまで、選ぶのに迷ってしまうほどです。

私がフランクフルトのメンザで特に驚いたのは、お皿から溢れんばかりのポテトの量と、ソースの濃厚さでした。一食でお腹がいっぱいになり、夕食が軽めで済むほどのボリュームです。また、サラダバーも充実しており、野菜不足になりがちな海外生活において、新鮮なサラダを量り売りでたっぷり食べられるのは非常にありがたい環境だと言えそうです。

魅力的なメニューがわかったところで、次は初めて訪れる際に戸惑いがちな、注文から支払いまでのシステムを解説します。

初心者でも安心!メンザでの注文と支払いシステムの基本

メンザはセルフサービス方式が基本ですが、日本のフードコートとは少し勝手が異なる部分があります。事前に流れを把握しておくことで、焦らずに注文できるでしょう。

トレイを持ってレーンを進むスタイル

入り口に積み上げられているトレイとカトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン)を取り、食事の提供レーンに沿って進みます。メインディッシュのカウンターでは、中でお皿に盛り付けているスタッフに向かって、欲しい料理を口頭で伝えます。「Das da, bitte(それをお願いします)」と指差しで伝えるだけでも十分に意図は伝わります。

その後、小鉢に入ったデザートやサラダ、グラスに入った飲み物などを自分のトレイに乗せながら、最後にあるレジ(Kasse)へと進むのが一般的な流れです。

支払い方法とゲストカードの準備

ここで注意が必要なのが支払い方法です。昔は現金で支払える場所も多かったのですが、現在ではレジでの混雑を避けるため、専用のICカード(Mensa-Card)によるキャッシュレス決済のみとなっているキャンパスが増えているようです。

一般利用者の場合、メンザの入り口付近やレジ、あるいはインフォメーションデスクで、チャージ式のゲストカード(Gästekarte)を購入するか、デポジットを払って借りる仕組みになっていることが大半です。初めて訪れる大学の場合は、事前に大学のウェブサイトなどで一般利用者の支払い方法について確認しておくことをおすすめします。

無事に食事を手に入れたら、あとは席を見つけて食べるだけですが、そこには単なる食事以上の体験が待っています。

食事だけではない!現地の学生生活を肌で感じる文化体験

メンザの魅力は、安くて美味しい食事だけにとどまりません。そこは、現地の学生たちのリアルな生活や文化を肌で感じることができる、最高の観察スポットでもあります。

相席から生まれる自然な交流

お昼時のメンザは非常に混雑するため、見知らぬ人との相席はごく当たり前の光景です。空いている席を見つけたら、「Ist hier noch frei?(ここは空いていますか?)」と軽く声をかけて座ります。こうした些細なやり取りから、ちょっとした会話が生まれることも珍しくありません。

私が通っていた頃も、相席になった学生が親切にメニューのドイツ語を解説してくれたり、語学交換(タンデム)のパートナーを募集する掲示板の場所を教えてくれたりしました。食事をしながら、周囲から飛び交う生のドイツ語に耳を傾けるだけでも、素晴らしいリスニングの練習になると考えられます。

まとめ:メンザを活用して充実したドイツ生活を

ドイツの大学キャンパスにあるメンザの魅力と、具体的な活用方法について解説してきました。お伝えした重要なポイントは以下の通りです。

・学生食堂(メンザ)は、留学生や一般旅行者でも利用しやすい開かれた場所である

・レストランよりも格段に安く、ボリューム満点のローカルメニューを楽しめる

・注文はセルフサービス形式で、支払いのための専用カードが必要な場合がある

・相席や会話を通じて、ドイツのリアルな学生文化を体験できる

美味しい食事と現地の活気ある空気を同時に味わえるメンザは、あなたの滞在をより一層豊かなものにしてくれるはずです。次のドイツでのランチタイムには、ぜひお近くの大学キャンパスへ足を運び、活気あふれるメンザでローカルなグルメを体験してみてくださいね。

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